●足回り
 ローダウンとは
自動車の車高(車の高さ)を低くした車のことを言います。
何でそんな事(ローダウン)をするのかと言うと…
車高が低いと、コーナーリング時(曲がる時)に重心が低いため走行が安定するメリットがあります。
また、タイヤとフェンダーとのすき間が少ないことで車がカッコよく見えるというメリットもあります。
最近では、自動車メーカーがグレードのひとつとしてローダウンの車を新車で発売しているくらいです。
ローダウンの方法はいくつかあります。
一つはダウンサスといい、短いスプリングに入れ替える方法です。
もう一つは車高調といわれる、ショックアブソーバーとスプリングのキットに入れ替える方法です。
どちらにしても最低地上高は必ず守らなくてはいけません。(車体の一番低いところが地上から9cm以上あること)
コスト的にはダウンサスが有利ですが、細かな調整や自由度などは車高調が断然有利だと思います。
 ●ダウンサス
純正のショックアブソーバーにスプリングのみを交換にすることにより車高を下げることが出来ます。
メーカーや商品により違いはありますが、大体2.5cmから4.5cm車高を落とすことが出来ます。堅さや車高の調節が出来ないなど自由度はありませんが、価格的にも1,5〜2,8万円くらいのパーツ代で済むためコストパフォーマンスは良いと思います。車種に合わせた堅さと長さの物が複数メーカーから出ておりますので、間違ってもノーマルのスプリングをカットして短くしたりしないでください。底突きを起こしたり、スプリングの遊びが出たりと危険です。
 ●車高調
車高調にはノーマルタイプと全長調整式(フルタップ)があります。どちらもちょっと高価な物ですが、理想の車高調整が可能です。
ノーマルタイプはロアシート(バネの下側受け皿)で調整する仕組みになっており、スプリングを縮める事により車高を変えます。しかし、プリロードを掛ければ必然的に乗り心地は堅くなり、ストーロークも短くなります。
最近主流の全長調整式(フルタップ)はシェルケース全体に雌ねじが切ってあり、ショックアブソーバーの全長とスプリングのプリロードを別々に調整できるスグレモノです。
<車庫調の選び方>
○下がり幅の確認
メーカーによって下がり幅が違います。いくつか調べて比較しましょう。
○形状
全長式かノーマルタイプかを確認しましょう。おすすめは全長式(フルタップ)です。
○アッパーマウントの種類
アッパーマウントとはショックの上の部分で車に固定する、皿状になっている部分の事です。この部分の中心部のブッシュが、ゴムの物と金属(ピロベアリング)の物があります。特にキャンバーをつけないのであれば、ゴムタイプでも充分です。金属の物(ピロアッパー)はショックの動きがダイレクトに感じられるメリットはありますが、音を拾いやすかったり、乗り心地が硬くなったりします。
○減衰力の調整
減衰力とはショックの硬さの事ですが、これも調整式と固定式があります。一度設定してしまえば、あまり動かす物ではないかもしれませんが、自分好みの硬さ調整が可能です。
○価格
ここが一番の決め手になると思いますが、以上の事をすべてクリアーできる車高調でメーカー品だと高額になる物が多いです…通販の安売りの物で10万円を切るものもありますが、耐久性が不安だったりオーバーホールが出来なかったりするので、使い捨て覚悟が必要かも…。
 ●取り付け
ブレーキを外したり、特殊工具を使いスプリングを縮めたりするため、経験知識が必要であり危険を伴います。知識を持った経験豊かな人と共に作業するか、ショップ又は整備工場へお願いしましょう。
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1:ローダウン
3:簡易トー調整 (準備中)
5:アンダープレース
2:簡易キャンパー調整
4:ロアアームブーツ交換
6:キャリパー塗装
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