●ユーザー車検
 車検当日の手順
ユーザー車検本番当日です。
予備検をする時間を考えて、予約をした時間に間に合うように時間に余裕を持って行きましょう。
書類関係はバインダー等にとじておくと便利です。
 ●予備検査場
まずは予備検でサイドスリップ、光軸 などを調整してもらいましょう。
いきなり車検場へ行って、もし光軸やサイドスリップが狂っていた場合は合格せずに、結局ここに来てから車検場へ戻り再検査を受けることになってしまいます。
予備検が済んだら車検場へ!
 ●印紙購入&納税確認
車検場についたら、まず印紙を売っている所に行き印紙を購入し、それぞれの書類に印紙を貼ります。
●重量税の印紙金額は・・・
1000kgまで……………………………25,200円
1001kg〜1500kgまで………………37,800円
1501kg〜2000kgまで………………50,400円
2001kg〜2500kgまで………………63,000円
※この印紙は自動車重量税納付書の下の欄に張ります。
●検査手数料の印紙金額は・・・
車検証の「自動車の種別」の欄が「普通」の場合……1,800円
車検証の「自動車の種別」の欄が「小型」の場合……1,700円
※この印紙は自動車検査票の右上の欄に張ります。
印紙を貼る書類はこの2種類です。
書類が出来たら、納税確認をしてもらう窓口に行き、納税確認のハンコウを押してもらいます。
 ●書類審査
 
ユーザー車検の受け付窓口に行き、書類を提出して予約の確認をします。
OKが出たら、次はいよいよ検査ラインに向かいます。
 ●車の再確認
 
クルマの最終チェックです。
・ホイールカバーははずしたか。
・4灯ライトのLOW側を隠したか
・OKならボンネットのロックを解除して(半開き状態)運転席側の窓を開けて指定された検査ラインに並びましょう。検査ラインには運転手1人しか入場できませんので、同乗者が居る場合は降りて下さい。
 ●車検ライン1
 
外観検査
はじめに検査ライン入口での外観検査をおこないます。車の車体番号などの確認とライト類の検査です。
●検査官がまわってきたらクルマから降りて書類をわたし、ボンネットをあけます。車体番号の確認がおこなわれます。
●おわったら、すぐに運転席に乗り込みます。
検査官が「ライト」「ウィンカー」などと言うので、すばやく指示どうりに灯火させます。
(指示される項目)
・前のスモール点灯 ・ヘッドライト点灯 ・ヘッドライトを上向きに
・前のウィンカーの点灯(左右)
・後ろのスモール点灯 ・ブレーキランプの点灯
・後ろのウィンカー点灯(左右) ・バックランプの点灯
・ハザードランプの点灯 ・ホーンを鳴らす
・ウォッシャー及びワイパー検査
※検査官によって項目が変わる事があります。
合格すると、自動車検査票にハンコウを押して返されます。
 ●車検ライン2
 
サイドスリップ検査
検査ラインにはいります。
このときクルマの前輪の右側(運転席側)のタイヤに注意。案内線という黄色い線の上にきれいに乗せましょう。後ろのタイヤは特に注意!。
ライン内での最初の検査は、サイドスリップ検査と呼ばれる、前輪タイヤの横滑り量(サイドスリップ)を測定します。
検査方法は、検査コースの黄色い線にタイヤを合わせ、ゆっくりと鉄板の上を走行します。この時ハンドルを切ると正確に測定ができないので、ハンドルは切らず真っ直ぐに前進しましょう。
鉄板の上を通過すると、電光掲示板に判定がでます。(合格なら「O]不合格なら「X」)
 ●車検ライン3
 
ブレーキ検査
サイドスリップ検査後、一旦停止線で止まり、前方の電光表示板に「ゆっくり前進 前輪停止線で止まる」と表示が出るまで待機します。
表示が出たら黄色い線に合わせてゆっくりと前進し、4輪をテスター(ローラー)の上に載せます。ギアはニュートラル、エンジンは切らないで待ちます。
4輪とも指定の位置に載るとテスターが沈み、ブレーキの検査が開始されます。ブレーキを踏むタイミングは、前方の電光表示板に従って下さい。
「ふむ」が光ったら、すばやく思い切り踏みます。「はなす」が光ったら、すばやくはなします。
前後のブレーキ、及び駐車ブレーキの測定後、電光掲示板に判定がでます。
 ●車検ライン4
 
スピードメータ検査
続けてその場でスピードメータ検査を行います。
前方の電光表示に「40キロでパッシング」と表示されたら、オートマなら、Dレンジ、マニュアルなら2速へ入れてゆっくりとスピードを上げていって下さい。
スピードメータが40キロを指したら、パッシングを長めに行って下さい。電光掲示板に判定がでます。
 ●車検ライン5
 
ヘッドライト検査
続けてその場でヘッドライトの検査を行います。
電光表示機に指示に従い、ヘッドライトを点灯しハイビームにして下さい。
前方の左右からヘッドライトテスターが現れ、ヘッドライトの光量、及び光軸の測定を開始します。電光掲示板に判定がでます。
 ●車検ライン6
 
自動車検査票に記録
電光表示板に従いクルマをテスターから出し、次の停止線で停止させクルマから降ります。2〜5の検査結果を印字する記録器が設置さてれいので、自動車検査票を挿入し、判定結果の記録を行って下さい。
 ●車検ライン7
 
排気ガス検査
続いて排気ガス検査を行います。
記録器の横に設置されている、排出ガス検査機器から伸びているプローブを自動車のマフラーの出口に30cm位差し込みます。
こちらでは、排気ガスに含まれる、CO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度を測定しています。
判定結果が出たらプローブを元の場所にもどします。
記録器で自動車検査票を挿入し、結果を記録して次の検査へ進みます。
 ●車検ライン8
 
下廻り検査
ゆっくり黄色い線に沿って前進させ、中央が空洞になっている検査機器の「停止位置」にタイヤの前輪を載せ、エンジンを切り,、駐車ブレーキは引かないで、ギアは、ニュートラル、もしくはパーキングに入れて下さい。
しばらくすると下からカンカン音がします。
斜め前方の電光表示機に指示が表示されます。その指示に従い、ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたりといった操作を行って下さい。
電光表示機に「○」が表示されましたら、エンジンを掛け自動車を前進させます。保安基準に適していない不具合等があった場合は、検査官がマイクを通じて、呼び出しがなされます。予備検に行くか、自分で直して再検査を受けます。ここまで判定結果が全て「○」であれば検査終了です。
 ●車検ライン9
 
再検査
どれか1つでも不合格があった場合は予備検などで直し、再びラインにならびます。
信号のところまで進んだら、選択ボックスの横に付いてるインターホンで「次の車〜〜の再検査をお願いします。」 と知らせます。
再検査するテスターまで進んで検査をし、合格したら記録器で記録して終了です。
 ●車検ライン10
 
書類提出
検査が終わったら、ラインの最後にある総合判定所にいる検査官に申請書類一式を提出します。
すべて合格なら自動車検査票の右下「審査結果通知欄」に押印がなされます。
クルマを駐車場に移動し、「継続検査窓口」へ行き、自賠責証明書以外の書類を提出。不備がなければ新しい車検証とシールがもらえます。
フロントガラスのシールを貼り替えて車検終了!。
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