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ロアアームのブーツ交換 |
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ロードスターの車検前点検でロアアームのブーツ切れを発見。切れているのは片側だけでしたが、反対側もからりひび割れていたので両側交換しました。ここからグリスなどが出ている場合は車検も通りません。放っておくとブーツ内に水や砂などが入り込んでしまい、高額な修理になってしまいます。ブーツカバー自体はさほど高くないのでヒビなど有る場合は早めに交換しましょう。 |
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●作業準備 |
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1.まずホイールのナットを緩めジャッキアップ。
(パンダグラフのジャッキのみでの作業はとても危険です。安全のためウマ(リジット)などを必ず使いましょう)
スタビなどの影響が有るので片側だけでは無く必ず前輪両方をジャッキアップします。
2.ホイールを外しステアリングをどちらかにきっておくと作業しやすいです。
3,ブレーキローターの裏側の下にあるのがロアアームのブーツです。 |
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●ポールジョイント外し |
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ボールジョイントは溝付きのナットで固定され、その溝にゆるみ止めの割りピンが通してある。このピンを抜かないとナットが回らないため、ラジオペンチ等でまっすぐに伸ばし、引き抜く。なお、このピンの再使用はできない。あらかじめ新品のピンを調達しておこう。
ピンを抜き、メガネレンチ等でナットを何回転か緩める。ここの部品はテーパーがついていて、ナットを外して手で引っ張った位では外れません。ナットはねじ山保護のために外さずに残しておきます。
次にハンマーやバールなどで行う方もいますが、今回は「タイロッドエンドセパレーター」という特殊工具を使いました。洗濯バサミのような構造で、工具のボルトを回すことにより、ボールジョイントのボルトをじりじりと押し出し外します。ある程度閉めたらハンマーでセパレーターの後ろをたたくと「ゴン」という音とともに外れます。 |
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●ポールジョイントのチェック |
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ヒビだらけでつぶれてしまったブーツです。
ナットを外しダストブーツをラジオペンチなどで外します。幸いにも大きな異物の混入はなく、軸をゆすってジョイントのチェックをしましたが問題なさそうでした。ゆるい場合はジョイント本体の交換が必要となってしまいます。 |
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●清掃&組付け |
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元のグリースをきれいに拭き取り(ジョイントを動かしながら全てきれいに取り除きましょう)。新しいグリスを入れていきます。今回はちょっと贅沢にモリブデン配合のグリスを使いました。
ブーツ側にもグリスを塗布し被せます。
叩き込むツールも有ったのですが、サイズが合わずにウォーターポンププライヤーなどでしっかりと被せました。(ブーツを破かないように慎重にしっかりとはめ込みます)
あとは元通りに組み付けナットをしっかり締めて緩み防止のピンを入れて完成です。 |
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