エンジン周り
 AACバルブの洗浄&調整
スカイラインやステージアなどのRBエンジン搭載車の代表的なトラブルで、アイドリングのバラツキやエンストなど症状がみられます。本来は分解清掃が理想なのですが、今回はテストも兼ねて分解せずに、簡単な作業方法での改善を試みました。
車両情報
 
NISSAN ステージアRS For
平成8年
走行約14万km
 
<症状>
アイドリングがかなり不安定になり、特にエアコンを起動していると1分間に数回ストールしそうになる。
ちょっとした距離のドライブでも何度かエンストしてしまう。
 AACバルブの簡易洗浄手順
AACバルブの位置
 
エンジン左側の後方でアクセルワイヤの左下あたりに有ります。左側にスクリューの様な物があり上部にコネクターが差し込まれています。
自動調整のカット
 
エンジンがかかった状態でAACバルブにつながるコネクターを外して自動調整をカットします。この時AACバルブ汚れているクルマの殆どがエンスト又はアイドリングが非常に不安定になると思います。ネジ式のバルブを回して外してしまいます。
バルブを取り外し洗浄
 
エンジンを止め、バルブスクリューを回して外してしまいます。
外したスクリューの裏側を見ると真っ黒にカーボンがたまっていました。これらをエンジンコンディショナーでキレイに清掃します。
AACバルブの洗浄
 
バルブスクリューを外した穴からエンジンコンディショナー(今回使用したのはクレのエンジンコンディショナー)を注入します。しばらく放置した後エンジンを掛けます。(この時エンジンが掛かりにくい場合があります。)
今度はエンジンを掛けながら約5秒注入します。これらを数回繰り返します。アクセルワイヤーの部分で吹かしながら注入するとエンストせずに行えます。マフラーから白煙が出る場合も有りますが、燃やしきれば問題は無いと思います。
AACバルブの調整
 
エンジンを掛けスクリューバルブを取付て800rpmに調整しました。(左に回すと回転が上がります)この時点で安定していれば上手く洗浄が行えたといえます。その後カプラーを接続して850rpmになるのを確認して完了です。
効果は…
 
アイドリングが安定し、エアコン稼働時でもエンジンストールが無くなり、走りも何となくスムーズになりました。
本来はAACバルブを外して分解洗浄をするのが良いのですが、今回の簡単な作業でも充分効果は出たと思います。もし、同じような症状で悩んでいる方は、コンディショナー1本あれば簡単に作業できるので、交換・分解洗浄の前に試してみる価値は充分に有るのでは…と思います。
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1:エアフロセンサーの洗浄
4:AACバルブの洗浄
7:オイルキャッチタンクの取付
2:スロットルバルブの洗浄
5:パワステフルードの交換
8:ヘッドカバーガスケット交換
3:LLC(冷却水)の交換
6:エアフィルターの交換
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