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パワステオイルの交換
パワステオイル交換の奨め
パワーステアリングフルードは、自動車メーカーで交換時期を指定していないことが多いですが、交換しないで良いという訳ではありません。パワステフルードは意外と高圧・高温になり、量も少ないため、他の部分のオイルなどと同じように、使っていれば必ず劣化します。劣化した状態で使い続けると、オイル漏れやパワステポンプのトラブル等が起こりやすくなります。
一度自分のクルマのパワステフルードをチェックしてみましょう。エンジンを始動してから、エンジンルームのリザーバータンクで点検します。真っ黒に汚れていませんか?焦げ臭い匂いがするようならすぐにでも交換しましょう。
手間は食いますが、意外と簡単に出来る方法もあるので、手軽にフルード交換にチャレンジしてみましょう。
パワステのリターンホースを抜いてオイルを抜く全交換方法と新しいフルードで汚れを薄めていく方法が有ります。リターンホース抜いてしまうとエア抜きなどの作業が必要なため、新しいフルードで汚れを徐々に薄めていく方法をご紹介します。
用意する物
用意する物
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パワステフルード1L〜2L(800円前後/1L)
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空のペットボトル500ml×4
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オイル差し又はスポイト(灯油用など100均などで)
フルードの選択方法
パワステのフルードは基本的にはATフルードが使われています。
ただしこれはあくまでも油圧式のパワステで、電動油圧式(パワステベルトが無い)などは粘度の違う指定されたフルードを使用します。また最近のクルマは電動パワステ(パワステフルードリザーバタンクが無い)になりパワステオイルは存在しません。フルード選びが不安な場合はメーカー純正フルードやメーカー(車種)別対応フルードを使用することをオススメします。
エパワステフルードの交換手順
1.エンジンをかけた状態でボンネットを開け、
パワステフルードのリザーバタンクの蓋を開けます。
2.スポイトを使い古いフルードを抜きます(LOWを下回らないように)
3.抜いた廃油の量を確認してペットボトルに入れます。
4.新しいフルードを抜いた量を目安にスポイトで吸い取り
リザーバタンクに注入!
5.ハンドルを左右に3往復くらい据えきります。
パワステポンプに入っている古いオイルと新しいオイルを混ぜます。
(前輪を両方ジャッキアップ出来れば理想的で作業も楽ですが、
安全な所で走行しても可能です。)
上記作業を何度か繰り返します。
ペットボトルに入れたの廃油の色が最初の物より後の方がキレイになっているのが解ると思います。
満足するまでやるか、1Lでやめるかは自分で判断してください。
使用した物
古いフルードを抜き新しいフルードを注入
ハンドルをロックするまで左右に!
リザーバタンク内の汚れ具合をチェック
左が最初の廃油。右が最後の廃油。
オイルチェック
最後にリザーバータンクのオイル量が規定どおり入っているかチェックをして終了です。リザーバータンクの蓋を忘れずに閉め手下さい!
元々オイル不足で音が出ているクルマなどで、この時点で音が消えない場合はエアーが混入しているかオイルポンプの故障かもしれません。エアー抜きをしてもダメなら迷わずディーラーへ!
交換後の感想
交換後は変わらないという人もいれば、軽くなったという人もいます。私の場合はステアリングフィールドが良くなった感じがします。
ディーラーなどでは特に交換時期を指定していませんが、パワステポンプ内の潤滑も兼ねているオイルなので、この汚れを見るかぎり3万キロもしくは2年に1度は交換するべきだと思います。
手間はかかりますが作業自体は非常に簡単だし、オイルも純正であればさほど高価な物ではないので一度チャレンジしてみましょう!
エアー抜きの方法
パワーステアリングフルードを全抜きしたり、ホースなども同時に交換した場合やエアーが混入した場合はエアー抜きが必要です。
エアー抜き手順
1.前輪の両輪をジャッキアップする。
(危険ですので車載ジャッキはNGです。馬をかけるなどして安全に作業してください。)
2.リザーバタンクの蓋を開ける。(フルードが少なければ足してください。)
3.エンジンをかけずにハンドルを左右に4〜5回ロックするまで切る。
4.リザーバータンクのフルードの量と状態を確認
(フルードの量が減っていル場合は規定量まで追加してください)
5.エンジンをかけて左右に数回切る。(ロックまで切らずに手前まで!)
6.再度リザーバータンクのフルードの量と状態を確認
(エアーが出てきて泡立っている場合があります。)
7.リザーバタンクの蓋を閉める。 上記の作業でエアー抜きは出来たはずです。安全なところでテスト走行をして異音や違和感を感じたら再度エア抜き作業を繰り返してください。
エアーが混入していないのに異音などが出る場合はパワステポンプのオーバーホールが必要かも…。
※全抜きしない場合はこのエアー抜き作業は必要ありません。
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1:
エアフロセンサーの洗浄
4:
AACバルブの洗浄
7:
オイルキャッチタンクの取付
2:
スロットルバルブの洗浄
5:パワステフルードの交換
8:
ヘッドカバーガスケット交換
3:
LLC(冷却水)の交換
6:
エアフィルターの交換
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